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■ がん撲滅を目指す議員連盟のメンバーと 共に静岡県立がんセンターを視察 |
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4月8日、神奈川県議会議員で創る「神奈川県議会がん撲滅を目指す議員連盟」の一員として、「静岡県立静岡がんセンター」の視察を行った。一日中、嵐という悪天候の中、多くの議員が参加した。午前10時県庁を出発し午後1時に現地に到着し、がんセンターの概要の説明を聞き、諸施設の見学に入った。
今回の視察は1ヶ月前、議会として画期的な「がん条例」を成立させた後の視察のために力が入った。この「がんセンター」世界で20しかない、「陽子線がん治療事業」が特徴であり、この事業は、世界でも最新のがん治療法であるのと同時に、陽子線は、従来から放射線治療に使われているX線に比して、優れた線量集中性を有していることなどから大変に話題になっているものである。 思い返せば、数多くの親戚、友人そして知人をがんで亡くしている。痩せた体を擦りながら頑張れ頑張れと、彼の家族と共に励ましたが逝ってしまったA君、残された夫と2人の幼い娘さんがB女史の遺体を抱き号泣をしていたこと、そんなつらい出来事を少しでも無くすことができれば、との思いからこの連盟に入り視察に望んだしだいだ。 到着して驚いたことは、富士山山麓エリアに県立がんセンター、同研究所、国立遺伝学研究所をはじめとした研究機関や企業の研究所が多数集積していることと、センターの明るさ、清潔さそしてデザイン性であった。静岡がんセンターの山口建 総長の解説によると、これを「世界一の健康長寿県静岡をめざして、ファルマバレープロジェクト」というのだそうだ。
静岡県は「トライアングルリサーチ クラスター形成事業」として静岡県東部にファルマバレー(富士山麓先端健康産業集積プロジェクト)、静岡県中部がフーズ・サイエンス ヒルズ(食品・医薬品・化成品産業プロジェクト)そして静岡県西部をフォトンバレー(光・電子技術関連産業集積プロジェクト)の三つを掲げ推進しているのだそうだ。なかなか考えたプロジェクトに感動をした。
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さて、先ほどの山口総長のプレゼンテーションの中で、「医療・健康産業の未来に2030年問題」というのがあるというくだりにハッとした。いわゆる団塊の世代の行方についてである。現在108万人の死亡者が2030年には160万人になる。その手当てはどうするのかという問いかけである。同時にがんセンターの基本理念は「患者の視点の重視」であり「患者への約束」として、 ■ がんを上手に治す ■ 患者と家族を徹底支援する ■ 成長と進化を継続する との説明に納得と感動を覚えた。プレゼンテーション終了後、研究棟をまわり特に
1. がんワクチンの開発(写真1)
ここで世界にはめずらしいワクチン培養が行われる
2. 遺伝子の変形をいち早く見抜くマーカーの開発(写真2)
研究者が手に持っているチップで2万から3万の遺伝子の状態が分かるすぐれもの
を視察した。 最後に陽子線治療の現場を視察(写真3)、平成15年度より治療が開始され、昨年までに多くのがん患者が治療を受けたとのこと。ちなみに治療料金だが
基本料 240万円(10回照射までを含む)
ただし静岡県民は20万円を減免
照射料:10万円(5回)
となっているとのこと。
特に脳、頭頚部、頭蓋底、目、腹部(肝がん)、骨盤部(前立腺がん)、胸部(肺がん)、などの部位での治療があった旨説明があった。
帰路のバスの中で、がん治療の進化に感動しつつも、多額の治療費を要さなければ最先端の治療を受けることができない現実に、政治家として複雑な思いで帰路に着いた。
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