神奈川県議会議員 鈴木ひでし 鶴見区選出 公明党

テレビの力

日常、テレビと縁が薄い私も、このお盆と言う季節は帰宅が早い日が時たまある。今年もご多分に漏れず8月18日、19日は自宅で珍しく食事をする機会を得た。家では、テレビで「24時間テレビ」なるものが一晩中放映されていた。萩本欽一さん、通称欽ちゃんのマラソンもあり、久方ぶりに画面から流れる、ドラマや挑戦の中で人間の忍耐、愛、他人との葛藤、優しさ等々に涙する場面を多々見せていただいた。人間がこんなに強く、優しくなれるのか!人間の命とはこんなにも尊いのか!と、家族との会話が弾んだのは言うまでもない。

この感動は日本全国にほろがっている事だろう。

しかし、待てよと私は思った。これだけの番組がなぜ、一年に一度なのだ?と
このような人間のありとあらゆる角度から放送する番組が日常あれば現在、社会が抱えている、いじめ・不登校と言う教育問題や、残忍な犯罪がはびこる社会が少しでも変わるのではないかと思ったのは私だけだろうか?
今のテレビが放送する娯楽番組が一年に一度のイベントではなく人間臭い番組内容に少しでも変わることを祈る8月19日であった。

平成19年8月19日

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