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「津波等避難ナビシステム“デジタル皆助ナビ”」の視察

10月17日(水)9人の団員と共に、午後2時より、JR蒲田駅数分の東京工科大学デザイン学部 板宮 朋基(いたみや ともき)助教を訪ね、「津波等避難ナビシステム“デジタル皆助ナビ”」の視察を行いました。

出迎えていただいた片柳研究所長でコンピューターサイエンス学部教授の小川 高志氏にもご参加をいただき、有意義な視察となった。
視察は東京工科大学蒲田キャンパス3号館の15階で、約1時間プレゼンテーションを受け、システム全体そして実際に高知県で行われた実験の模様を観照させていただいた。

その後、キャンパス内で実際にスマホを使っての避難の体験を行った。
そもそも、この避難システムはデザイン学部の板宮助教を中心に開発されたもので、全地球測位システム(GPS)で割り出した現在地や気象兆の津波予測情報の他、町内の浸水予測図、標高や建物の高さなどの情報を組み合わせたもの。このシステムを導入することにより、地震も含めた災害の際、スマホを使って特に津波対策として、津波から逃げる際、進んではいけない危険なルートを教えてくれるもので、もし危険な場所に入った場合、アラームで注意を喚起する機能をも持っている。

同時に進むべき安全な道を緑の線で教えてくれる優れもの。
すでに、このアプリは南海トラフ巨大地震により最大34メートルの津波が押し寄せると想定された高知県黒潮町で実証実験が行われ、その有効性が実証されている。
津波被害が予想される鶴見区の沿岸部の方々への朗報となるよう、このシステムをしっかり注目していきたい。