神奈川県議会議員 鈴木ひでし 鶴見区選出 公明党

質問要旨

 次に、大統鏡就任式への知事の出席についてお伺いしたいと思います。
大統領の就任式への招待は誰から来たのかお答えいただきたいと思います。

蛯名知事室次長答弁

就任式へ.の招待でございますけれども、米国連邦議会の合同就任式典委員会から、関係者を通じてまいりました。
なお、その関係者の方ですけれども、アメリカのみならず日本の多くの政治家に知り合いが多いということで、その方を通してどなたを招待したのかということが分かりますと、いろいろ混乱の元になるということでございまして、具体的な氏名などの公表はしないでいただきたいと、強く要請されておりますので公表はできません。

質問要旨

今のお話の中で、どういうふうに連絡があったんですか。

蛯知事室次長答弁

電話でございます。

質問要旨

今、このスケジュールを見させていただく限りでは、招待状そのもの自体は現地で頂いたと書いてある。ところか、今のご答弁で、私がまず納得いかないのは、そんな大事なことを電話で頂いて、「ワシントンDCのどこどこにお集まりください」なんていうようなことで、公式に招待というのは行われるものなんでしょうか。

蛯知事室次長答弁

実際のやり取りはそういうことでございました。

質問要旨

私は-般論から申し上げているんです。私が文教の常任委員会の委員長の時にも、いろいろ公式行事にご招待いただきました。また、私どもも、例えば、平場で、普通の、例えば、誰かとの待ち合わせということにおいても、余程その場所を知っている限り、それ以外の時というのは、地図なり、また何なりのやり取りがあってしかるべきではないかということで、なおかつ、また、公式行事だということでお聞きしているんですが。

蛯知事室次長答弁

昨年の暮れに、先程の関係者の方から、米国大統敏の就任式に呼びたいという意向があるというご連絡がございました。それで、その後、整理の都合、例えば、知事のプロフィールであるとか、そういうことを送っていただきたいというようなやり取りをして、調整をしたということでございます。それで、議会の式典委員会の記者発表でもあります通り、招待状そのものは1月12日の月曜日になってから発行されたというふうに報道されておりまして、私ども、知事の正式な出席が確定したのも1月12日でございました。ですから、それまでは、委員がおっしゃったような文書のやり取りによる調整ということではなくて、主に電話で調整をしたということでございます。

質問要旨

すいません。私の理解が違うのかもしれませんが、要するに、招待状というのを現地で頂いたということだったので、私は、その前に、当然それなりの、要するに文書なり何なりの方向性があってしかるべきであろうと。だって、それはもう知事もよくアメリカ等でご存じだったら、ある一定のところに保管しなければならないわけですから、そういうような文書等々はないんですかとお聞きしているんですが

松沢知事答弁

私から答えます。まず、12月の下旬に県庁の方にその民主党の関係者の方から連絡があって、実は私の古くからの友人であります。私もその後、最初の電話は出られませんでしたけれども、連絡をとって電話で詰ました。そのところ、彼が言うには、ぜひとも、ガバナー松沢を招待したいと。招待ができそうだと。で、あなたは、まず来れるかということを聞かれました。私も、その後すぐ年来の休暇に入ってしまいましたので、年が明けてまずホテルがとれるのか、飛行機がとれるのか、そして一番大事なのは、私の予定ですね。
20日前後の予定の組み込みができるかどうか、この検討に入ったわけですね。で、私としても、ご招待をいただけることができるのであれば、大変いい機会なので、ぜひとも参加をしてみたい、参加をしたいと思うけれども、そういうさまざまな調整があるので、その調整に入らして欲しいということでした。そこで、彼の方からは、その調整ができ次第、招待ができるのであれば、招待状を送るなり、あるいは、間に合わなければこちらで渡すなりするからということで、年末が終わったのですね。それで、私たちは調整に入りました。で、その年未の時に一つ言われたのは、ガバナー松沢の履歴書を送って欲しいと、私として、実行委員会の方にこういう人を呼ぶということは、知らせておきたいので履歴書を送って欲しいということで、履歴書を送らせていただきました。それで、さまざま調整をやって、12日に飛行機がどうにかとれそうだ。例えば、飛行機でも、当日ワシントンに入る飛行機は、日本から限られていますから、それも、全日空機、毎日ありませんから。ですから、ニューヨーク経由で行けるのか、シカゴ経由で行けるのか、そしてまた向こうのホテルがとれるのか、そういうのを全てやっていったんですね。そして、また、私の20日前後の日程があいているのか、それが、確定できたのが12日でした。12日に私の方としては、伺えますということを返事して、そうであれば、20日までにあと一週間しかないので、じゃあ招待状は、現地で渡すのでいいですねということで、それでかまいませんということで話がついて、ここまで来たということであります。

質問要旨

 大変ありがとうございます。知事室からもいろいろお聞きしたのですけれども、なかなか今のような情報をいただけないで、ただ、ただ封筒はない、あるのはただ招待状だけですよと、コピーをいただいて、松沢知事もご存じの通り、1月の21日、みのもんたの朝ズバに国際電話でご出席されて、その時に私どもは見たことがない招待状そのもの自体も既にテレビでは出ているということもございまして、そうした経過をお聞きしたところでございます。その中で、私がもう1点お聞きしたいことは、基本的に公務であることについての、第2点目について私はですね、今のお話の中で、知事が泊まられている所というのは、本来でしたら、公式行事ということでしたら、ホテル等も当然、リザベーションあってもいいかなと思うのですが、ちょっと拝見したところ、「Inn」でございますか、泊まられた所が、「QualityInn Harbor South」と書いてありますので、インターネットで見たところ、モーテルのようでございますので、公式の招待にしては、随分無防備な所でお泊まりになったと私は思った訳でございます。それと同時に、知事が、就任式は11時半に開始されている訳ですが、朝4時にご出発されて、6時半に就任式会場に到着、7時単には入場されていると。1月の寒い中、招待客なのに何でこんなに待たされたのかなという思いもあったので、お聞きをさせていただいたところでございまして、私一つ、この中で思いましたことは、公式行事ということの言葉という意味はちょっとやはり違うのかなという思いもいたしまして。
もう一点ですが、お話をお聞きしましたところ、大統範就任式の出席は公務ということでおっしやつているわけですが、私としては今申し上げましたとおり、若干疑念を感じるところでございますけど、国防総省のスタッフとお会いになったと、まあ、ミーティング??も私、見させていただきまして、「メイフェアホテル」内の「カフェプロムナード」という所でお会いになっていらっしゃると、当然、当日休日だということもあるんだと思いますけど、私もホテルをインターネットで探しましたら、ワシントンDCの中では見当たらなかったものですので、この「カフェプロムナード」という所でやられたというのは、あまりに公務としては、どういう場所なのかと思いがいたしましたので、どういう所なのかお答えいただければと思います。

松沢知事答弁

問が4つくらいあったのかなという気がいたしますけど、まず第1点目ですね、この「Inn」という所は、あまりにも軽い宿でふさわしくないのではないかという質問だったかと思います。ただこれは、議会の合同就任式典の招待客ですね、これだけでも2万4千人と言われています。日本でいう′トティーとは規模が違うわけですね。報道によりますと、モールに集まった人たち、全米から180万とも、200万とも言われています。議会の合同式典の委員会の正式招待客、私も含めた、その人たちだけでも2万4千と言われているんですね。そういう人たちにすべて、議会合同式典の主催者側がホテルを用意するということは、あり得ません。ですから、呼ばれている人たちもほとんどは、自分で宿を取るわけですね。宿を取るのが大変難しかったんです。実はワシントン内ではホテルの価格が高騰してしまっておりまして、何軒も調査しましたけど、1泊10万円、20万円単位のしか残ってない。それも4連泊をやってくださいとか、条件が付いているんです。ですから、それはやはり公費で出張するのは県民の税金を使うわけですから、そういう贅沢はできないということで、その周辺を探しました。周辺を探して、できるだけ安い宿を探したということで、この「Inn」(イン)というのは、日本でいうモーテルとは違いますので。街道沿いのホテルですから。私は、きちんとシャワーを浴びることができて寝られる所だったら、十分私はそれでいいと思ってますので、そこを取ったということであります。
二つ目でありますけれども、なぜそんなに前から行って並並ばなきゃいかんのかということなんですね。実は、この就任式典会場の招待者席の開門時間が午前8時であるというふうに言われておりました。それで、招待者への、これは全員セキュリティを通って入りますから。招待客ですから。これに1時間、下手したら2時間かかりますよと、だからできるだけ早く行っていた方がいいと、私のその友人にアドバイスをいただきまして、私は7時前に、そこに到着いたしました。案の定、招待客の列ももうずっとできていまして、私がセキュリティをくぐれたのは9時頃だったというふうに思います。
それから11時頃から前座が始まっていきまして、12時から記念式典ですね。ですから、正式な招待客の方々もみんな7時前から並んで入ると。想像してみてください。200万人の大集会ですから。招待者だけでも2万、3万人いるわけですから、当然、皆さん、早めに行っていい席を確保する、こういうことで早目に行く方も多いわけでありまして、私ども、そのアドバイスに従って早く行ったということで、多くの招待客も同じように私と並んで、セキュリティを受けて中に入ったということであります。
国防総省との会見は、ご指摘のように、休日でありました。休日でありますので、役所関係があいてないわけです。それで、日本大使館にお願いして、取っていただいたのが、このホテルの喫茶室であります。ただ、喫茶室の一番奥のところで、きちんと周りからは少し隔離された所のテーブルを取っていただいたので、ミーティングするにおいては支障はありませんでした。そして、相手側も、大使館の人が取ってくれた場所なので、そこに来て懇談をしたと、こういうことでございます。

質問要旨

今お話をいただきました。私は何も知事の行動日程を端からチェックしてということではなくて、この中で県民視点ということで私は2つあると思うんです。一つは何なのかというと、知事はその大統領のその就任式に行かなければならないというその必要性、もう一つはこの国防総省の中の高官と会ったということについて、高官そのもの自体の中に、私は随行員の方みたいな、まあ決して基地関係の方が一緒に行かれていない、そういう中で少なくともお話があったことで、事業日程を見させていただいて、それがクオリティがいいとか悪いとかってことは別としまして、それまでのお金をかけて行かれる、なおかつまたちょっと拝見しましたところ、今岡さんという方が知事と同じようなぐらいのお金を使って行ってらして、もう一人の随行員の方の約4倍近いお金を使ってらっしゃる。こういう流れを見ましてですね、果たしてその必要性というようなものはどれだけあるだろうか、という観点から新年度予算では、国外派遣は原則禁止となっておりまして、米国出張には、三百万円を超える旅費が公費として使われているわけでございますけど、県民からの厳しい視線に配慮して、出張の目的が税金を使うにふさわしいかどうか、より私は慎重に検討すべきであったというふうに思うわけでございますが、その所感をお聞きしたいと思います。

松沢知事答弁

大統額就任式は、大統額に就任したことを国内外に宣明する式典でありまして、これは、合衆国憲法に定められた行為である「就任宣誓」を行う公式の填であります。こうした公の場に招待を受けて、神奈川県を代表する知事として出席したものでありますので、このたびの米国出張は公務として対応いたしました。例えば、他団体の事例としても、これまで束京都知事、沖縄県知事、横浜市長が台湾の総統就任式にやはり公務として出席した例もございます。
このアメリカの大統額就任式の出席は、多くの県民の皆さんから、大変感激を頂いておりまして、私のところにも素晴らしいことだと、ぜひともその就任式の様子を話してほしいということで、いろんなリクエストが県民の皆様からも入っておりまして、そういう意味でも私は公務としてきちっと就任式に参列をし、また、オバマ大統簡の就任演説をお聞きし、そしてその機会に神奈川県の課題である基地問題についても国防総省のスタッフの皆さんとさまざま意見交換ができたこと、大変有意義な出張であったというふうに考えております。
そうしたことで、今後もこうしたチャネルを生かしてですね、アメリカの政府、あるいは政党とのチャネルを生かして基地問題、さまざまな解決に向けて努力をしていきたいというふうに考えております。

まとめ

お話を、お言葉を頂きました。しかし、私は、今申し上げました他の事例がそうであろうと、まあ、その通りなんでしょう、ですけれども、私はあの、当時1月の20日でございますが、連合審査会の中でもお話し申し上げましたが、知事が命を懸けるとおっしゃっていた受動喫煙のこの問題について、連合審査会、約諸員の半分近くが出ているそういうものまでも飛ばして行かれるものはいかがなものかということと、先程、知事が県民の方々が大変感動されていた、しかしこれが公費だということになったらいかがなものかなという思いを1点お伝えしておきたいと思います。

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