神奈川県議会議員 鈴木ひでし 鶴見区選出 公明党

総合防災センター等の利用拡大について

質問

今年度、総合防災センターの体験フロアなどがリニューアルされ、県民がよりリアルな体験ができるようになる。また、消防学校も、市町の消防本部や、地域の消防団などが実戦的な訓練を行うディザスターシティとして整備される。高い費用をかけて整備するのだから、両施設がより多く利用されるような検討を進めるべきである。例えば、ディザスターシティは、県外の関係機関に料金を取って貸し出すことが考えられる。また、総合防災センターの体験施設は、外国人も含め、本県を訪れる観光客に利用してもらう工夫が必要である。

そこで、総合防災センターを観光拠点の一つと捉え、防災をテーマにした観光ルートを検討するといった、新たな発想も必要だと考えるが、総合防災センターや消防学校における新たな施設整備に伴い、その利用拡大に向けて、どのように取り組んでいくのか、所見を伺いたい。

知事答弁

総合防災センター等の利用拡大についてお尋ねがありました。
 災害時に県民が自らの命を守る「自助」を促進するうえで、災害を擬似体験し、その恐怖を実感しながら、適切な対処方法を学ぶことは、大変有効です。
 県では今年度、防災の普及啓発拠点である総合防災センターを機能強化し、屋内外や学校、商業施設などのリアルな映像を背景にした地震体験コーナーや、手話や英語による案内機能も備えた、津波や火山災害の迫力ある防災シアターなどを整備します。
 近年、地震や風水害などの自然災害が頻発し、防災に関する関心が高まる中で、こうした体験型施設は、県民だけでなく、国内外の観光客にとって、魅力的な施設になると考えています。
 このような中、県では、ラグビーワールドカップや東京オリンピック・パラリンピックに向け、国内外から観光客を誘致するため、新たな観光資源を発掘し、磨き上げ、それらを周遊する1,000本のツアーを企画、商品化する取組を進めています。
 そこで、総合防災センターを新たな観光資源と捉え、機能強化を機に、1,000本ツアーのモデルルートに組み入れるとともに、県の観光情報サイト「観光かながわNOW」や外国人観光客向けの「Tokyo Day Trip」で、積極的にPRしてまいります。
 さらに、県では今年度、総合防災センターに併設する消防学校に、市町の消防本部や地域の消防団が、実践的な救助訓練を行う施設として、かながわ版ディザスターシティを整備します。
 そこで、総合防災センターの来訪者が、ディザスターシティでの真剣な訓練の様子を、訓練に支障のない範囲で、見学できる工夫も図ってまいります。
 また、県内の消防本部や消防団の訓練がない場合には、一定の負担をいただくことを前提に、県外の関係機関の訓練も積極的に受け入れていきます。
 県としては、総合防災センターと消防学校の施設整備を契機に、防災と観光のコラボという新たな発想で、これまで以上の利用拡大を図り、県内外の観光客による県内消費の拡大にも、つなげてまいります。

要望

私は先ほどから本当にありがたいと思ったのは、きっと防災局と産業労働の観光の方が一生懸命、答弁をまた裏で支えてくださったのだと思います。
 ディザスターシティについても、SNSを使ったような形でのまた観光の中でひとつ観光ルートとして作ってくださる。ありがたいことだと思います。
 私は何が言いたいのか。県もまた前に座っていらっしゃる幹部の方々も、自らお金を稼ぐっていう時代をつくらなくちゃダメですよ、っていうことを私は言いたいんですよ、県について。ネーミングライツについても、なにか私が答弁でもっていい答弁いただいたとかっていう問題じゃなくて、お一人おひとりがそのお金を使ってどのようになっていって、このような税収が増えたというのは、県自らがやる時代だと私は訴えたい訳でございます。今日私も大変に失礼な言い方だったのかも知れません。ですけど、私あの根本的な問題というのが、本当に行政が問われる時代が間もなく来て、これだけ税収も下がっていく中で、どうするのか、という刃を突きつけられた時、どうするのかということについて皆さま方に提言したつもりでございます。どうぞ、今後とも、なお一層のご精進をお願いいたしまして、質問に代えさせていただきます。

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