神奈川県議会議員 鈴木ひでし 鶴見区選出 公明党

6. 未病オーバーオール・レビュウ・プロジェクトの立ち上げについて

質問要旨

「未病改善」の施策は具体的な成果が見えづらいが、その原因として、これまでの施策が広報に偏っていたことや「未病」の施策目標と施策の結びつきがわかりづらいことが挙げられる。
 「未病」の概念は非常に幅広いため、国や市町村、民間における取組も踏まえた全体像を描いたうえで、県として力を入れる分野を明確にして取り組むことが必要であり、そのためには部局横断的に取り組むプロジェクトの立ち上げが必要であると考える。

 そこで、「未病改善」を推進するにあたっては、民間の取組も含めた全体像を明らかにしたうえで、県が取り組むべき施策事業を明確にし、その事業自体の効果を毎年度検証して、改善を図っていくことが必要であり、そのためには部局横断で全体像を描く「未病オーバーオール・レビュウ・プロジェクト」を立ち上げるべきと考えるが、所見を伺いたい。

知事答弁要旨

幅広い分野にわたる未病改善の取組は、取組の全体像を明らかにしたうえで、一つひとつの施策効果を検証し、その改善を図っていくことが重要です。
 かながわグランドデザインでは、未病改善の取組について、「平均自立期間」を延ばすことを目標としたうえで、それを支える施策の達成度合いを測るためにKPIを設定しています。
 具体的には、「未病改善の取組を行っている人の割合」や「未病センターの利用者数」などのKPIを設定して、毎年度、進捗状況をもとに政策評価を実施し、進行管理を行っています。
 しかし、未病改善の施策・事業の分野は幅広く、国や市町村、民間企業が行っているものも多いため、未病改善の取組の全体像を把握しにくいといった側面はありました。
 そこで、国や市町村、民間の施策・事業を含めた全体像を明らかにするために、部局横断体制で、議員ご提案の「未病オーバーオール・レビュウ・プロジェクト」を立ち上げたいと思います。
 また、これまでの施策は普及啓発のための、広報や情報提供も多く、政策評価を行うための成果を検証すること自体が難しい、という課題もあります。
 そこで、「平均自立期間」やKPIとの因果関係が明確で実効性のある施策をさらに検討し、進めていきます。
 今後とも、より効果的に未病改善の施策を推進することで、「いのち輝く」神奈川の実現をめざしてまいります。

要望

この2、3日、新庁舎の一階にキッチンカーが来て、大変多くの職員の方がお弁当を買いに並んでらっしゃいました。
 湘南地域の総合センターが主催をして、地域の中のキッチンカーをこちらに招待していただいているそうです。
 私は、DXやまた未病やそしてロボットというのを、県庁全体をショールームにしたらどうかと思っているんです。ロボットロボットって言っても県庁探してもどこにもないですよね。県庁に来た方々が、ロボットってこういうことなのか、DXってこうなのか、未病ってこうなのか、と全体をショールームにするような取組をいっそやられたらどうかなということを御提案申し上げたい。

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